【初心者向け】ブロックのコツ

初心者向け講座

みなさんにこんにちは!ぞんぞんです!

今回は初心者向け🔰講座第4弾の「ブロックのコツ」です!

初心者の方にとって、ブロックってどんなイメージがありますか?身長が高くないと無理、ジャンプ力がなきゃ出来ない、センスがないと…など、難しそうなイメージですよね笑

実はコツさえ掴めば誰でもブロックでボールを触れたり、止めれるようになります!少しでもブロックでチームに貢献できるようコツを知って練習を重ねましょう!(最低限手のひらがネットから出るくらいは高さが必要です。身長が止まった方はジャンプ力トレーニングを頑張りましょう。)

ブロックとは
ブロックのやり方
簡単なブロックの種類
 コミットブロック
 リードブロック
ブロックによる反則
 ネットタッチ
 オーバーネット
 パッシング
ブロックのコツ

ブロックとは

まずブロックの説明からしましょう。

ブロックとは前衛の選手のみできる、相手のスパイクをネットより高い位置で防ぐことができるものです。ネットからボール1個分程度離れて、ネットの上から相手コートに手を伸ばし、打ってきたボールを抑えます。(後衛の選手ができない理由はルール編で説明しています。)

ブロックのメリットは、相手のスパイクをコートに叩き込まれないことです。高さのある選手がブロックなしでスパイクを打つと、到底レシーブで拾えるものではありません。ネットの上で叩き込まれるのを防ぐことによって、ボールを拾いやすくします。

さらに6人制バレーでは、ブロックでボールを触っても1回としてカウントされないのが特徴です。つまりブロックに当たって自コートに来たボールは、あと3回触れることになります。つまり基本的にはブロックに飛ぶのはメリットしかないのです。

ブロックのやり方

初心者が抑えるべきブロックのポイントは3つです!

1.ブロックステップの踏み方

ブロックのステップは大きく分けて2つあります。「サイドステップ」と「クロスステップ」です。

サイドステップは素早く移動できる代わりにブロックジャンプのための助走として勢いはありません。ほとんど直上ジャンプになるため、ミドルブロッカーや高さのある選手のステップです。

クロスステップはスパイクの時と同じように3歩助走で飛ぶステップです。勢いがついて高さが出やすいですがスピード感はサイドステップよりも劣ります。サイドブロックや高さがない選手のステップになります。

2.ジャンプの仕方

ジャンプの仕方というより、ジャンプの方向の方がわかりやすいでしょう。ブロックはスパイクと違います。力をボールに加えるのではなく、自分の体に力を入れて、まるで壁のようにボールを抑えるイメージです。

なのでブロックの時は真上にジャンプすることがとても大切です。サイドステップでもクロスステップでも、最後の踏切の足で横移動を抑え、上に向けて飛びます。前に飛ぶと反則やけがにつながり、後ろに飛ぶと吸い込んだりブロックとして機能しなくなります。飛んでる最中に体に力を入れ、体幹を使い体をまっすぐにしましょう。

3.手の出し方

6人制バレーはブロックで手を前に出していいので、手の出し方はとても大事です。

手を上げ、肘を伸ばし、斜め前に出します。両手の間は頭を二の腕で挟む間隔です。手を広げ、自然に手のひらを相手コートに傾けます。手首を曲げすぎると突き指の可能性が高くなるので自然にです。そして、肩甲骨から動かすイメージで腕をさらに上に伸ばします。形はこれで完璧です。

ブロックで手のひらがネットからでない方は、とにかく手のひらに力を入れ、ワンタッチとれるようにしましょう。前に出すことより高さを出すことを意識して、手のひらはまっすぐ出すか、少し後ろに傾け、当たったボールが上に行くようにしましょう。下に叩き込まれることを防げれば何とかなります。

簡単なブロックの種類

ブロックの種類は2つ知っておけばOKです。

コミットブロック

コミットブロックはコミットすることです(笑)

というと、相手のある選手を決めて、トスが上がる上がらないにかかわらず、絶対その人にブロック飛ぶ感じです。相手のエースや、同じ選手に何度も決められたりしたときにコミットブロックします。反応に遅れないため完成されたブロックができる代わりに、他の選手にトスが上がった時にブロックが手薄になってしまうデメリットがあります。

(相手の1番が2m近くある選手なので、一番高さのある奥の1番がコミットブロックで止める。)

リードブロック

リードブロックはコミットとは違い、トスが上がるまでじっくりと待ち、上がった場所にブロック飛ぶものです。センターブロック(ミドル)がめちゃめちゃ大変ですが、どこの攻撃に対しても1.5か2枚ブロックがつけるメリットがあります。逆に言えば強い選手に対して、ブロックが遅れてしまう可能性があるデメリットもあります。もちろん止めることの方が良いですが、ワンタッチを取ってチャンスボールにできれば万々歳という護りのブロックです。

紫の4番に注目してください。トスが上がるまではクイックを警戒し、1本目はクイックに飛ぶ。2本目もトスが上がるまで待ち、遅れながらもライトに飛びに行く。

ハイキューというアニメを見てる方ならわかると思います!もし見たことがない人がいればぜひ見てほしいです。アニメであそこまでわかりやすく説明してるのはほんとすごいと思います笑

ブロックによる反則

ネットタッチ

名前の通り、プレー中にネットを触ってしまうと反則になります。ブロックでスパイクを止めようとしすぎて、手を前に出しすぎたり、腕を振ったりしてしまうとネットに触れてしまいます。これはレベルが上がってもよくある反則で、自分の高さに合った手の出し方や冷静な判断が必要です。

オーバーネット

オーバーネットは、まだ相手コートにあるボールを相手コート上で触ってしまうことです。社会で習う領空と同じです(笑) パターンとしては、①相手のレシーブが少しネットに近くなり、相手セッターがジャンプトスしようとしてるボールを先にブロックしてしまう②相手のトスがネットに近くて、スパイカーが打とうとしてるボールを先にブロックしてしまう③ネット近くでぎりぎり返ってくるか微妙なボールを先にブロックで落としてしまう。この3つがありがちです。簡単に言えば、相手がまだ触れる可能性のあるボールを相手コート上で触ったら反則になるイメージです!

パッシング

ブロックは真上に飛ぶものと説明しましたが、毎回できるとは限りません。誤って前に飛んでしまって着地の足がセンターラインを完全に踏み越してしまうとパッシングの反則になります。反則だけではなくケガにもつながるので本当に注意です!!

ブロックのコツ

ブロックで手のひらしか出ないから自分は上から打たれて終わりだ…なんて諦めないでください。手のひらさえ出ればブロックとして成立します。何が大事なのかと言うと、「タイミング」です。ボールは重力で下に落ちてきますし、相手スパイカーもコートに落とすため下に向けてスパイクを打ちます。手のひらがネットから出ていれば(規格外の話を除いて)ボールが手に当たる可能性はめちゃめちゃ高いです。

そこで命になるのがタイミング。相手がスパイクを打って、ネットを超えるそのタイミングで、自分のブロックが1番高いタイミングを合わせれば、ワンタッチはもちろんシャット(ブロックでスパイクを止めること)もできるかも知れません。

その大事なタイミングですが、スパイカーよりも少し遅く飛びましょう!滞空時間は人それぞれですが、同じタイミングや早いタイミングで飛んでしまうと、スパイカーの方が助走も取れているため、ブロックが落ち際に打たれてしまいます。スパイカーよりも少し遅く飛ぶことによって、スパイカーが打つ瞬間(あるいは打ってネットを超える瞬間)にブロックが完成し、簡単に機能させることができます!!

まとめ

ブロックで必要なことをまとめます。

  • 真っ直ぐ上に飛ぶこと
  • 手、指に力を入れて、ボールに負けないこと
  • タイミングを覚えて、少し遅く合わせること
  • そして何より、チームとしてブロックすること

チームでブロックする、周りでタイミングを合わせたり、誰が誰をマークするか、どの攻撃があるのか声をかけたり、チーム一丸となってブロックすることがとても大切です。1人で止めればヒーローですが、それも一点です。全員で確認し合いながら、点を簡単にとらせないブロックを目指しましょう🙌

コメント

タイトルとURLをコピーしました